こんにちは、上野です。

数年前からフィリピンではフードパークを多く見かけるようになりました。
と言うことで、フードパークビジネスをマニラで展開したらどうかというお話になります。

メトロマニラのBGC(ボニファシオグローバルシティ)に住んでいると、現在は2017年です。2年ほど前からメルカートと言うフードパークができたのでたまに行っています。フードパークと言うのは、ショッピングモールに入っているフードコートを野外で行なっているような場所になります。

日本のお祭りの屋台が集まったようなのをイメージして頂くと分かりやすいかもしれません。このビジネス(サブリース業)をケソン市で行なっているフィリピン人の知り合いがいたという事もあって、興味を持ち1年ほど前に少し調べたことをコラムにしたいと思います。

1年前の状況ですよ

マニラはフィリピンの中で最も都会な地域なのですが、日本と違い人の数に比べて残念ながら娯楽施設が少ないと思っています。例えば日本でも一世風靡を起こした「ラウンド ワン」のような娯楽施設は、マニラ近郊でオープンできれば大人気になると思います。(一緒にやりたい人いないかな)

現在はショッピングモールがどんどん出来てはいますが、どこも似たような施設です。(残念)
フードパークビジネスは「食」ではあるものの、子供用の観覧車を設置したりなど工夫をして人気を獲得しています。

ちなみに僕の住んでいるBGCのメルカートの出店費は一日5,000ペソみたいです。週に木金の夜2日間、メルカートはオープンしているので(昔は金曜の夜)

週2回×4週=月8回
8回×5,000ペソ=一店舗あたり40,000ペソ

だいたい多い時で25店舗くらい出店しているので、

25店舗×40,000ペソ=1,000,000ペソとかですね。

毎日やればいいじゃないと思う人がいると思いますが、毎日やったら人が来ないんですよね。BGCで1Mペソで25店舗入るような場所を借りようと思うと微妙なラインになってきます。経費もかかってくるので。知り合いから安く借りれるとか、その土地を所有しているならやってもいいと思いますが。

さて、ケソン市で知り合いが経営しているフードパークですが、どう言う状況かと言いますと、その知り合いが不動産会社の社長ということもあって土地を安く借りれています。運営を彼の家族や親戚で行なっているので経費も抑えれているみたい。儲かってるみたいです。3箇所ほど経営をしていて、さらに2箇所フードパークを増やしてやりたいという事で、課題が出てきています。

3箇所のフードパークで家族、親戚みんな出払ってしまって、運営を仕組み化出来ておらず、しかも支出の計算も適当みたいで黄色信号のようです。クオリティの担保はもちろんですが管理、運営体制を怠ったゆえのこれからの課題のようです。

運が良く彼のフードパークは流行っていてテレビ局が取材にきてくれたりしていますが、10箇所ほど別のフードパークを廻ってみてびっくりです。金曜日の夜(花金)にも関わらず閑古鳥が鳴いているところが数件ありました。

まぁ、サブリース業なのでお店が借りてくれてるだけで運営者は儲かるのですが、お店が撤退するのも時間の問題なので運営者もお店が入らないところはビジネスをたたんで行くでしょう。

さて、僕がフードパークをするならどのように展開するかというと

1.流行ってるフードパークを探す

2.その真向かい、もしくは横か斜め向かいに土地が余っていないか調べる

3.オーナーを探して、2年間のリース契約を交渉する

4.周辺のフードパークを運営する会社廻りをして、管理体制がいいところを探す

5.周辺のフードパークを廻って既に流行っている店舗の責任者に出店の話を持ちかける

6.出店のお店が20店舗ほど手が上がれば、土地を借りて2年契約でスタート

という具合です。ケソン市で考えた場合、
売り上げは、20店舗×月20,000ペソ=400,000ペソ
果たして家賃や経費などを考えて、どうでしょう。(ちなみに出店まで工事などあり1ヶ月から数ヶ月要します。)
大変さを考えると、、、

フードコートはショッピングモールが所有していることが多く、日系の進出は難しそうです。資本力があれば別ですが。パサイ市に日系のフードコートがありますが、お客さんは少なめでした。運営者は儲かっていると思うのですが、出店者(お客さん)のことを考えると、もう少し方法はあったのかなと思ってしまいます。

ps
その他収益を上げる方法は別にもありますので、フードパークビジネスは可能性が豊富です。